飛鳥山 News blog

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バブルなんじゃないか?

先日、ニコニコブロマガで株はバブルではないと言っておきながら、突然転向するのもあれなんですが、それはおかしいだろ…という"モノ"の値上がりが起こっているようなのです。

株というのは適正価格をつけるのが難しいものです。将来の成長を見越しているのだ!と言われてしまえば、本当にそうかもしれないからです。
しかし"モノ"は違います。ここで言うモノとは、株のように配当がない、つまりそれ自体が付加価値を産み出さないもの全てです。

例えば、暗号資産。仮想通貨というものは、そもそも使うためにあるモノ、商品の売買を世界中で仮想通貨だけで出来るようにする、そういうビジョンをもって生まれたハズです。
しかし、いまや暗号資産は交換するモノではなく、投機の対象になって、刻一刻と価値が変動するものになっています。
こんな、価値がすぐに変わってしまうものは通貨としてふさわしくない。
つまり、今の仮想通貨バブルの実態というのは、将来性云々など関係なく、価値が上がるから、儲けられるから買う、という状態で、完全にバンドワゴンです。

他にも例はあります。たとえば、スニーカー、ありえないような値段がついているそうですね。他にはロレックス、みるみる価格が上がっているそうです。

一つバブルが弾けると、連鎖的にバブルが弾ける恐れがあります。株とて例外ではないでしょう。


さて、人類は世界恐慌を経験して以来、なにか恐慌が起こったとしてもすぐに経済を建て直せるように金融財政政策を洗練させてきました。
株価が下がったとして、すぐに金融緩和と財政出動を行えば、問題はない。
私は人類の知恵を信じていますが、このような場当たり的対処は、世界恐慌よりも凶悪な何かを産み出してしまうのではないかという、一抹の不安を覚えます。
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